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訪問看護師にもクリニカルラダーがあるの?
看護師としての成長には、クリニカルラダーによる指導が大きな役割を果たしています。訪問看護師にもクリニカルラダー制度があるのでしょうか?
目次 [目次を隠す]
訪問看護師にとって、クリニカルラダーはどんなことをしているの?
看護師の教育システムの大きなものに、クリニカルラダーがあります。看護師が大勢在職している総合病院や大学病院などのほとんどで導入されている制度です。
看護師としての専門知識や技術を、それぞれの看護師のスキルに合わせ、段階的に身につけられるように計画されたキャリア開発プランがクリニカルラダーなのです。
多くの病院では、日本看護協会のJNAラダーを指標としています。これは、看護師を5つのレベルで評価し、スキルアップにつなげているものです。
クリニカルラダー制度によって、看護師のスキルを段階的に評価することができるので、それぞれの看護師の不足している看護技術や知識を再確認することができます。スキルアップへの道も必然的に見えてくるというわけです。
このことは、病院でも訪問看護ステーションでも変わりはありません。
訪問看護師自身が、自分の不足しているスキルを明確にすることで、さらなるステップアップにむけて、今後の課題や目標を決めて、プログラムを組むことになっていきます。
この際、プリセプターと呼ばれる教育担当の先輩看護師から指導を受けることになります。
訪問看護師にもクリニカルラダーが充実しているの?
クリニカルラダー制度を充実させるには、プリセプターの存在が大きいです。しっかりと実力のあるプリセプターがいることで、看護師の教育システムの役割を十分に果たすことができます。
多くの看護師が在職している総合病院などでは、プリセプターの役割を果たせるキャリアのある看護師も多くいます。
しかし、少人数の看護師で活動している訪問看護ステーションでは、きちんとプリセプターの役割を果たせる訪問看護師が必ず在職しているとは限らないのです。
そういった意味では、多くの訪問看護ステーションでは、クリニカルラダー制度が充実しているとは言い難いのが、現状です。
プリセプターの役割を十分に果たすことができなくても、訪問看護はチームで行っています。
それぞれのスタッフが、自分に不足しているスキルを他のスタッフから協力を得て、身につける努力をしています。
クリニカルラダー制度としては十分ではなくても、それに代わる教育、スキルアップのシステムがそれぞれの訪問看護ステーションに存在しているのです。
クリニカルラダー制度がないと、訪問看護師としてのスキルアップはできないの?
看護師としてのスキルアップの手段として、クリニカルラダー制度があります。しかし、それだけが看護師としてのスキルアップの教育システムではないのです。
訪問看護ステーションは、基本的に小規模なステーションが多いです。そのため、クリニカルラダー制度を導入することが難しい場合がほとんどです。
だからと言って、訪問看護師としてスキルアップができないわけではないのです。
病院勤務していれば、1日に関わる患者様はとても多いです。病棟では20~30人、外来では100人近くの患者様と関わることとなるでしょう。
ところが訪問看護では、1日の訪問件数は多くても7~8件です。10件を超えることはまずありません。訪問看護では、患者様との濃密な関わりの中で看護を行っているのです。
つまり、個別性を重視した看護を行っているのが、訪問看護なのです。
チームで患者様の個別性を重視した看護を行っていくことで、関わるチーム員が成長し、スキルアップへとつながっていくのです。
まとめ
いかがでしたか? 訪問看護ステーションにも総合病院や大学病院のようにクリニカルラダーの制度があります。しかし、この制度が全ての訪問看護ステーションで充実しているものではないのが、現状です。
確かに、クリニカルラダー制度があることによって、訪問看護師としての成長も加速していくことは、間違いのないことだと思います。
「訪問看護の認定看護師になりたい」「自分のあとに続く訪問看護師を育てたい」という気持ちが強いのであれば、クリニカルラダー制度が充実しているステーションを選ぶほうがいいでしょう。
しかし、転職前に希望するステーションの教育システムをしっかりと把握できるだけの情報を得ることは難しいことです。
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執筆者情報
訪問看護師の求人 編集部
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