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患者様への退院支援は、訪問看護師の大きな役割です
患者様の退院後の生活は、なかなかイメージしにくいものです。訪問看護師が退院支援することでより具体的な生活をイメージしながら、退院後の生活へ移行できるのです。
訪問看護師の退院支援は、チームの連携をより密にするものです。
訪問看護師の退院支援とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
簡単に説明すると、入院中に整えられた体調や生活リズムを崩すことなく、家庭での療養生活を継続できるように支援することなのです。
入院し、治療することで病状も改善し、体調も安定してきます。その状態で退院となるのですが、意外と難しいのが退院後の自宅での生活なのです。
体調もよくなったのだから、別に何も心配することはないんじゃないの・・?と思われがちです。
あまり気づくことはないかもしれませんが、病院というところは、治療のための場所なので、療養のための環境が整えられているのです。
例えば、病院内はバリアフリーとなっていて、段差はほとんどありません。しかし、自宅にはコンセントや畳のヘリなど些細な段差も多くあります。
また、食事もそうです。カロリーや塩分など管理されています。自宅で毎日3食、そのような管理をしていこうと思うと継続できるのか不安になる点も多いのです。
薬の管理も少しずつ患者様ができるように調整していますが、誰かが注意してくれている状態と自分で全て管理していくのとでは、大きな違いがあります。
そのように、療養のために整えられた環境から、住み慣れた環境へと戻るので、まずは療養環境を整えていくことが重要となっていきます。
今、病院でできていることでも自宅では障害があるのではないかと思われること、困難ではないかと思われることなどの問題点を挙げていき、援助が必要かどうかを在宅生活を支援していくチームで相談していきます。
訪問看護師が退院支援に関わることで…
訪問看護師が退院支援に関わることで、よりスムーズに退院後の生活を行うことができるのです!
患者様・ご家族の在宅生活をサポートしていくチームで、退院支援を行っていくのが基本です。それが、退院前のカンファレンスといわれるものなのです。
この退院前のカンファレンスで、十分な話し合いが行われたかどうかによって、退院後の療養生活がうまくいくかどうかが決まるといっても過言ではないのです。
この退院前のカンファレンスでは、退院後の生活の注意点について話し合われます。
しかし、どのような点に注意しなければいけないのか、具体的に気づくことができていないと意味のないカンファレンスになってしまうのです。
ここに訪問看護師が介入すると、より具体的な生活を打ち出していくことができるのです。
病院にあって、自宅にはないもの・病院で看護師の見守りでできているけど、一人ではできないかもしれないことなど在宅生活のサポートのプロにしか気づけない情報をたくさん持っているのです。
例えば、インスリン注射は誰かの見守りがあれば、針の処分までできるけど、まだ一人ではできない場合も多くあります。見守り役の家族は、朝は出勤のため時間が合わないということもあるのです。
病院では、できていると判断されますが、訪問看護師はそう判断しません。そこで、見守り役のサービス介入を依頼してもらうことになるのです。
また、病院では一人でトイレで排泄できているので、排泄動作には問題ないと判断されます。しかし、自宅では居室からトイレまでの距離が病室よりも長かったりすると、途中で間に合わなくなってしまい、失禁してしまう可能性があるのではないかと問題提起するもの訪問看護師です。
訪問看護師は、在宅療養生活をサポートしていくプロなのです。
今はできていても、これからどうなるのか?家族のサポートは可能か?負担は大きくないのか?など生活の様々な面からアプローチしていくのです。
退院支援は退院したから終わりではありません。
退院支援は退院したから終わりではなく、訪問し、継続していくことでよりよい在宅生活に結びついていきます。
病院で退院前のカンファレンスが十分に行われたからといって、退院支援が終わるわけではありません。
実際に訪問し、退院した後の生活を確認し、十分な療養生活となっているのかどうかを判断していくことも訪問看護師の仕事です。
訪問し、対応が必要なことがあれば、患者様に関わっているチームに連絡し、必要な対応ができるようにサポートしていきます。
まとめ
いかがでしたか?訪問看護師が行っている退院支援について、興味を持たれましたか?
退院支援は、難しいこともたくさんあります。しかし、訪問看護師が関わることによって、より安定した在宅での療養生活へと移行することができるのです。
訪問看護の中でも退院支援は、やりがいのある仕事の一つかもしれません。
「退院支援に興味があるし、訪問看護に関わってみたいけど、経験がないし、自信もないから、私には無理」なんて思われている方もいるのではないでしょうか?
訪問看護は、「やってみたい」と興味を持つことからスタートします。経験も自信も後でついてくるものです。
興味を持たれているのであれば、看護師転職サイトをのぞいてみてはいかかですか?あなたの新しい看護への道が開けてくるかもしれませんよ!
執筆者情報
訪問看護師の求人 編集部
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