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訪問看護あるある・・患者様のご自宅に訪問するとき、意外なことが大変なのです。
住み慣れたご自宅だけど、訪問するときに困ることもあります。
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お茶やお菓子、お心遣いはありがたいのですが、断るのが大変なことも・・
訪問看護は、患者様のご自宅にお伺いします。仕事として訪問しているので、お茶やお菓子などのお心遣いは不要とお伝えしてあるのですが、「暑い中、すみません」「お疲れ様でした」などと言って、お茶やお菓子を出されることもあります。
そのような場合、基本的にお気持ちだけ戴いて、お断りするのですが、なかなかご理解いただけない場合も多いのです。
「あの看護師さんは、食べて下さったのに、あなたはダメなの?お堅い人ね」「うちのものは、口に合わんのかね?」などと断りにくい場面もあります。
さらには、賞味期限切れのものや汚れたカップに入れられたお茶やコーヒーなどが出されることもあります。いくらお心遣いいただいているとわかっていても、口にするのがはばかれるものも結構あるのです。しかもそんな場合に限って、やんわりとお断りしても、ご理解いただけなかったりするのです。
「所長に怒られてしまうから、ダメなの」「アレルギーで食べられないの」などのようにできるだけお互いがイヤな思いをしないような方法でお断りしていることが多いです。
このことが患者様、ご家族との溝になってしまっても困るので、スタッフ間で統一した方法でお断りするのが一番の方法です。
ふとん類は要注意です。
訪問看護では、終了時に訪問時のことを記録し、患者様のご自宅に記録の控えを残していきます。
その記録を書く際に、「大変だったでしょう、どうぞ座って書いて下さいね」と座布団を出して下さることがあります。この座布団も結構曲者なのです。
長年ご愛用されていて、ダニなどの虫がいることがあるのです。
記録を書きながら、ゆっくりとお話している間にダニに刺されてしまったスタッフもいました。刺された部分がかゆくなっても、その場で掻くわけにもいかず、あとで見てみると、真っ赤になっていたなんてこともあるのです。
こんなときも、お気持ちは大切にしつつも、ダニなどはいないか、ちょっと確認や用心をすることも密かな確認事項でもあるんですよ。
大切なものが多くて、片付けられないお宅もあるんです。
大切なものや捨てられないものが多くて、よく言われる「ゴミ屋敷」といったお宅への訪問もあります。片付けられない分、どうしても掃除が行き届かない場合が多いのです。
そうなると、部屋は物であふれかえり、患者様の部屋も衣類や日用雑貨などが散乱してしまっていることがあります。
そうなると、訪問のための必要物品を入れたバックすら置く場所がないこともあります。処置のための物品を置く場所の確保から訪問がスタートとなってしまうのです。
限られたスペースにそっと必要物品を並べていくのです。ただでさえ、手際よく処置を行わないと、訪問時間がオーバーしてしまうのに、必要物品を置く場所から考えないと・・となると、本当に時間と物との戦いの訪問になってしまうことになるのです。
まとめ
訪問看護は、看護師にとって整った環境の病院ではなく、患者様のご自宅に訪問しなくてなならない仕事です。患者様にとっては、住み慣れたご自宅は療養生活において最適な環境でしょうが、訪問看護師にとってはあまり好ましい環境ではないこともあります。
在宅看護とは、患者様の生活の中に入っていく部分が大きいです。患者様がいる環境に戸惑うことも少なくはありませんが、「こんなこともあるんだな」と広い心を持つ余裕も大切になってきます。
執筆者情報
訪問看護師の求人 編集部
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