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新卒での訪問看護師は、困難な道ではありますが、絶対に無理なことではありません。
訪問看護師の求人には、経験者であることが条件になっていることがほとんどです。やっぱり新卒での訪問看護師への挑戦は無理なのでしょうか？
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なぜ、訪問看護師の求人は、新卒者対象のものがほとんどないのでしょうか？
不景気であっても、訪問看護師の求人は多くあります。しかし、新卒者の訪問看護師の求人は、ほとんどありません。なぜでしょうか？
やはり、訪問看護は一人で訪問することがほとんどなので、自分で判断しなければならないことも多くあります。臨床経験がないと、どう対応していいかわからず、難しい場面もあるのです。
そのため、訪問看護の求人には、臨床経験3年以上という条件がついている場合がほとんどなのです。
また、訪問看護は患者様のご自宅に直接訪問します。当たり前のことですが、訪問の際のマナーも重要なのです。社会経験が少ないとそのような点でも、避けられることが多いようです。
若いから・・といって、何もできないわけではないのですが、患者様・ご家族もある程度の年齢の看護師の訪問のほうが受け入れもよいので、経験者の求人となってしまうのです。
でも、全く新卒での訪問看護師の求人はないわけではありません。
新卒、若い看護師というのは、どんな色にも染まっておらず、純粋に看護の道を進んでいます。仕事には時間がかかったり、技術は未熟であったりしても、熱心さは年配の看護師とは違う熱いものがあります。
その熱心さを求めて、ごくわずかではありますが、新卒の訪問看護師の求人もあるのです。経験者を求めている職場なのに、どうしてなのでしょうか？
それは、自分たちの訪問看護ステーションの色に染めていくことができるからなのです。
経験がある分、固定概念に縛られていることも少なくありません。訪問先の患者様・ご家族の話も、自分の思い込みで話をすり替えてしまっていることもあるくらいです。
そのため、新人教育には時間がかかるけれど、自分たちの看護をしたいから・・という思いで、新卒の看護師を採用する場合もあるのです。
新卒での訪問看護師は困難なことが多いです。
そのような訪問看護ステーションに採用されても、困難なことが多いです。同じ疾患であっても、年齢や性別も違えば、住んでいる環境も違います。そうなると、患者様ひとりひとりのケアや看護の方法もさまざまな点で違ってきます。
毎回の訪問が、新たな勉強なのです。病院での新人教育のように、何度も経験できる場所はないのです。そのため、一人前の訪問看護師になるには、とても時間がかかります。
また、同じ新人として仕事に励んでいる仲間もほとんどいないので、自分の悩みを共有できる場も少ないのです。
病院勤務であれば、同じように感じている看護師と思いを共有することでストレスや不安の解消につながります。でも、同じ立場の仲間がほとんどいないので、理解者を得ることができないのです。
訪問看護の仕事内容を十分に理解することだけではなく、大きな困難と闘いながら、一人前になる努力が必要になってきます。
自分一人だけの努力で、一人前の訪問看護師になれるわけではありません。上司や同僚の看護師の指導や協力があってはじめて、一人前の訪問看護師として成長できるのです。
しかし、一人前の訪問看護師として認められるには、病棟の看護師よりずいぶんと時間がかかってしまいます。
そのため、新卒の時点で訪問看護に興味を持っている人は、訪問看護ステーションのある病院に勤務しながら経験を積んで、勤務異動できる時期を待っていることが多いです。
まとめ
いかがでしたか？
今は実習で在宅看護も経験しているので、看護学生の方や新卒で働いている方でも訪問看護に興味を持たれている方も少なくはないのではないかと思います。
私は看護学生だったころは、在宅看護を行っているところは少なかったので、興味を持つことすらありませんでした。
そうは言っても、「やっぱり経験がないと、訪問看護は無理」と思われているのではないかと思います。実際の求人も経験者であることが条件の場合がほとんどです。
しかし、経験がある分思い込みが強いから、経験者は避けたいと考えている訪問看護ステーションも少数ながらあります。新卒でも募集が全くないわけではないのです。
でも、経験の有無は、あなた自身の自信に大きく影響してきます。「いつかは訪問看護で働きたい」という思いで、経験を積みながら、あなたが働けるステーションを探してみる方法もあります。
そんなときに相談できるのが、看護師転職サイトです。いつでもあなたの興味のある求人についての相談に乗ってくれます。少しずつ、訪問看護師への道を切り開いていってみてはいかかでしょうか？
執筆者情報
訪問看護師の求人 編集部
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