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訪問看護では、マナー、訪問時の身だしなみ、感染予防にも気を配ることが大切です。
訪問看護は仕事であっても、人のお宅に訪問しているといった気配りを忘れてはいけません。
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仕事として、患者様のご自宅に訪問していますが、患者様やご家族にとっては、「お客様が来る」という思いもあるのです。
私たち訪問看護師は、患者様のご自宅にお伺いして、仕事を行います。患者様の病室に行くように看護師のペースで、患者様のご自宅にお伺いしがちなところもありますが、気をつかなければいけないことがあります。
訪問看護師にとって、仕事上の訪問であっても、患者様やご家族にしてみれば、「お客様が来る」という気持ちがあります。きちんと玄関や部屋の掃除をして、訪問看護師の到着を待っていらっしゃることもしばしばあることです。確かに、誰でも家族以外の訪問があるときは、玄関や室内を見苦しくないように整理整頓や掃除をします。しかし、訪問看護でそのような気の遣わせかたをされてしまっては、患者様やご家族の本音を聞けなかったり、患者様からの在宅生活での必要な情報を得ることができなかったりします。
私たち訪問看護師は、訪問することが家族に過度に気を遣わせることがないように、自然な流れで訪問し、患者様やご家族の気持ちがリラックスできるような配慮をするように心がけることが大切です。とはいえ、訪問時には、だらしがない態度ではなく、挨拶や片付けなどきちんとするところはきちんとするといったバランスが大事なのです。
当たり前のことですが、訪問時間は守る、訪問時、退出時には明るい挨拶を心がけることが大切です。些細なことですが、当たり前のことを意識して行動することで、患者様、ご家族からの信頼を得るきっかけにもなるのです。
看護しやすい機能性のあるユニホーム姿であっても、作業服に見えないようにすることが大事です。
私たち訪問看護師は、患者様の生活の場であるご自宅で、医療行為やケアを行っていきます。そのため、ユニホームは機能的で、他者に不快感を与えないことが大事になってきます。
つまり、機能的であることも必要ですが、患者様のご自宅に伺ったときに、医療者という違和感がなく、ご自宅に溶け込むようなスタイルであることが求められています。
ご自宅にお伺いしても、違和感を感じさせないように、多くの訪問看護ステーションでは、ポロシャツ、パンツ姿がユニホームになっています。
よくありがちなのが、消毒用の薬品などでポロシャツが変色したまま、訪問することです。訪問する側にとっては、きれいに洗濯しているから、ちょっとくらい変色があっても大丈夫と思いがちです。しかし、いくら親しい間柄の方のお宅に訪問する場合であっても、そのような服装では訪問しないでしょう。
ユニホームは、清潔であることが第一ですが、相手に不快感や不信感を与えないよう、見苦しくないことも重要なポイントになってきます。
病原菌を持ち込むことのないよう、感染予防に注意が必要です。
訪問看護では、1日を通して4～5軒のお宅を訪問します。そのため、前のお宅の訪問の後そのまま車などで移動し、訪問することが多いです。移動時間や移動距離もあるので、その間に何らかの病原菌を付着させてしまうこともないわけではありません。
まず訪問した際には、患者様に了解を得て、ご自宅の洗面所を使わせていただき、流水、石鹸での手洗いをします。手洗いは、どんな場合でも感染予防の一番の対策法です。
また、医療処置を行う場合、排泄物や痰などに触れる場合もあります。排泄物に触れる可能性のある場合は、必ず手袋を着用します。さらに、排泄物によって、ご家族への感染を起こす可能性もあるので、排泄物や痰などが付着したおむつやタオルなど、小さく折りたたんで、ご家族に処分や洗濯を依頼します。
そして、退出する際も必ず手洗いをします。
手洗いの後、ペーパータオルを使いたいところですが、持ち歩きに不便であったり、ゴミの処理も問題があったりして、ハンドタオルを使うこともあります。ハンドタオルは、何度も使いまわししないよう、代わりのものも準備しています。
このようにして、訪問看護師が患者様のご自宅に病原菌を持ち運んでしまうことのないように、最大限の注意を払っています。
まとめ
訪問看護では、仕事で患者様のご自宅に伺います。私たち訪問看護師は仕事という意識がありますが、患者様やご家族にとっては他者の訪問、お客様が来るのと同じ意識を持たれている場合が多いです。
社会人としても当たり前のことですが、それ以上にお客様として見られていることも意識して、清潔感のある身だしなみ、きちんとした挨拶、時間を守るといった最低限のマナーを守って訪問する必要があります。
また、他にも部屋を汚さない、感染には十分注意するということは、訪問看護ならではのマナーにも注意していく必要があります。
訪問看護師は、医療者でありながら、お客様として見られる場合があることも意識しながら、訪問しているのです。
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訪問看護師の求人 編集部
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