チーム医療の中で訪問看護師はチームの橋渡し役を担っています。

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チーム医療の中で訪問看護師はチームの橋渡し役を担っています。

在宅医療はさまざまな専門職が協力しあい、チームで行っています。訪問看護師はそのチームの中で重要な役目を果たしているのです。

チーム医療とは、どんなものなのでしょうか？

在宅生活を送っている患者様には、その専門性や技術を用いて、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師などさまざまな医療従事者、ケアマネージャー、ソーシャルワーカー、ヘルパーなど福祉従事者がチームとして関わっていきます。

さまざまな職種が関わって行うのが、チーム医療なのです。

この在宅のチーム医療でのリーダーシップをとるのは、医師です。その医師の指示のもと、医療従事者が的確に仕事を行っていきます。

チーム医療では、さまざまな職種が患者様に関わっていますが、患者様のもとに多く訪問しているのは訪問看護師であることがほとんどです。そのため、訪問看護師はこのチームの中で中心的な役割を担っているのです。

訪問看護師はチーム医療の中で横の連携ができるように調整する役割があります。

在宅医療と言われると、それぞれの職種が患者様に対して独自のケアをしているようにイメージされる方もいるようです。実際は全くそんなことはありません。

それぞれに横のつながりを持ち、協力しあって、患者様にケアを行っています。この横のつながりに大きな役目を果たしているのが、訪問看護師なのです。

訪問看護師は、チーム医療の他のスタッフよりも在宅生活を送る患者様のもとへの訪問回数が多いです。そのため、患者様の些細な変化にも気づく場合が多いのです。患者様の変化に対して、訪問看護師からの情報発信が多くなります。

訪問看護師から主治医・ケアマネージャーなどへ迅速な連絡があることで、他のチームメンバーへの情報提供につながり、患者様へのよりよい在宅生活に結びつくのです。

訪問看護師は、チーム医療の中で横のつながりも考慮しながら、患者様の在宅生活を守っているのです。

訪問看護師は、チーム医療の中のキーパーソンなのです。

訪問看護師は、チーム医療の中で、在宅生活を送る患者様の様子を深く知っていることが多いです。そのため、患者様の生活に結びついた問題点に気づくことも多いのです。

また、在宅生活の中での患者様の不安も聞くことも多くなります。チーム医療では、その不安解消につながるような働きもしていく必要があります。

訪問看護師はチームの中で患者様との関わりが多い分、患者様の代弁者としての役割もあるのです。

つまり、チーム医療の中で、訪問看護師はキーパーソンの立場にあるのです。

チームスタッフの思いを患者様に伝える、また患者様の思いをスタッフに伝えていくという大きな役割があります。

この役割を十分に果たすことができるかどうかによって、患者様の在宅生活が大きく変わってしまうこともあるくらいです。

患者様の思いに寄り添いながら、チームスタッフが協力しあえるような場作りをしていくことが、チーム医療での訪問看護師の大きな役割なのです。

まとめ

いかがでしたか？

チーム医療の中での訪問看護師の役割について、少しはイメージをふくらますことができたのではないでしょうか？

病院であっても、在宅であっても、医療はチームで行っています。その中でリーダーシップを図るのは医師ですが、看護師は連携役になると思います。

特に在宅医療では、その連携が重要になってきます。チームのさまざまな職種のスタッフ同士が連携を図れるように調整していくことが、訪問看護師の大きな役割です。

この連携を図っていくことは、時間もかかり大変な作業ですが、訪問看護師でしかできないことの一つです。看護師の力によって、患者様の在宅医療・在宅生活への充実度が大きく変わっていくといっても過言ではありません。

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